広島大学医系科学研究科脳神経外科学の神経再生研究グループでは、これまで長年にわたり、成体幹細胞の1つである、間葉系幹細胞を用いた脳や脊髄の再生治療（細胞療法）について研究してきました。
これまでの研究成果をもとに臨床応用を目指し、2017年に共同研究チームを立ち上げ、Hiroshima University Mesenchymal Stem Cell Application for Neuro-Regeneration projectを略して『HUMAN project』と名付けました。
間葉系幹細胞
HUMAN projectは、広島大学大学院医系科学研究科脳神経外科学、大学院医系科学研究科生体環境適応科学、広島大学発のベンチャー企業である株式会社ツーセルおよび株式会社スペース・バイオ・ラボラトリーズが共同で行う研究プロジェクトです。
この度、開頭外減圧手術を必要とする中等症以上の脳梗塞患者さんを対象に、独自に開発した頭蓋骨由来間葉系幹細胞をもちいた、再生医療の臨床研究を行います。
